SEO対策でリフォーム会社・工務店が問い合わせを集める方法②
工務店やリフォーム会社によくあるSEO対策の悩み
こんにちは。工務店・リフォーム会社の集客を支援しているわたサポです。
今回は工務店やリフォーム会社が集客目的でSEO対策を行う方法について解説していきます。
SEO対策1つ目の記事はこちら
当社がいただく工務店やリフォーム会社からのお問い合わせの中には
・月7万円のSEO対策パックに申し込んだけど成果がでていない
・SEO対策業者にお願いして複数のキーワードで1位を獲得したのに問い合わせが増えなかった
このような悩みを抱えている方が多いです。
既に1位を獲得したにも関わらず、問い合わせが増えないのはキーワード選定に問題があります。これについては別の記事で解説しますので、今回はSEO対策で上位表示するために必要な要素は何か?ということについて知って頂けると嬉しいです。
この記事の監修者は…
わたサポ株式会社 代表取締役
渡辺寛士
「より質の高い会社にお客様が自然に集まる世界をつくる」をミッションに掲げ、工務店やリフォーム会社に様々な経営支援や集客のサポートを行っている。2023年から岡山県にて総合リフォーム会社「わたさぽホーム」も運営。
この記事の監修者は…
わたサポ株式会社 代表取締役
渡辺寛士
「より質の高い会社にお客様が自然に集まる世界をつくる」をミッションに掲げ、工務店やリフォーム会社に様々な経営支援や集客のサポートを行っている。2023年から岡山県にて総合リフォーム会社「わたさぽホーム」も運営。
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検索表示順位の決まり方
SEO対策で上位表示を狙うためには、Googleの検索順位がどのように決まっているかを理解するべきでしょう。
ただ漠然と頑張るのではなく、戦い方を知ることはとても大切です。
Googleでは「クローリング」と「インデックス」というプロセスを通して「ランキング作成」がなされていきます。
1つ1つ分解して見ていきましょう。
クローリング
「クローリング」とはクローラーというロボット(AI)がインターネット上を巡回し、ページの情報を収集することです。
収集する主な情報はHTMLやユーザーのデータ、添付ファイルの内容などです。
クローラーは基本的にテキストベースで巡回をするので、画像の乱用を避けるなど、クローラーが巡回しやすいようなサイト設計をする事が求められます。
インデックス
クローリングされたページはGoogleのデータベースに登録をされます。
このプロセスを俗に「インデックス登録」と呼びます。
大きな図書館に新しい本が入荷され、ジャンルや作者ごとに分類された本棚に置かれる様子をイメージすれば分かりやすいかと思います。
「クローリング」も「インデックス登録」も、公開されて間もないページの場合はすぐに行われません。
なので、作成したページをすぐに検索候補に上げたい場合は
Googleサーチコンソールにて「クローリング」と「インデックス登録」を申請する必要があります。
これはとても大切なプロセスなので覚えておきましょう。
ランキング作成
上記の流れでインデックスされたページは、200以上の検索アルゴリズムによって検索順位が決まっていきます。
どのようなアルゴリズムでランキングが作成されているか公表されていませんが、ユーザーにとって良質な記事が評価されることは間違いありません。
検索順位を決めるアルゴリズムは更新をされ続けてきましたが、Googleは一貫してユーザーファーストを掲げており、検索順位もユーザー目線で決まっていると言っても過言ではないでしょう。
以上が検索表示順位の決まり方ですが、皆さんが本当に知りたいのはそんなことではなく
どうすれば順位が上がるのか
ですよね。
ご安心下さい。
これから検索順位を上げる具体的な方法を伝授致します。
以下に紹介する方法を実践していけば、きっと検索表示順位は右肩上がりになるでしょう。
リフォーム会社・工務店がSEO対策で検索表示順位を上げる具体的な方法
さて、それでは検索順位を上げる具体的な方法をお伝えしていきましょう。
以下に6つの方法を紹介しますが、これらは全て基礎的なことです。
SEO対策は奥が深く、掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げることができます。
今回は基礎的な対策を簡単にお伝え致しますので、まずは以下の6点を意識してSEO対策に励みましょう。
1.的確なキーワードの作成
第1回でもご説明した通り、SEOで上位表示させるには効果的かつ的確なキーワード選定が不可欠です。
キーワード選定で重要なポイントは2つ
①成約に近いキーワードを選ぶこと
②検索ボリュームが大きすぎるキーワードは避けること
です。
①に関しては「リフォーム 地名」や「工務店 相場」など、
検索したユーザーのニーズに応えて、なるべくCV(成約・契約)を獲得しやすいコンテンツを作る事であり、第1回で解説しておりますので今回は割愛します。
今回は②の検索ボリュームという点に着目して「ロングテールSEO」について解説致します。
リフォーム会社や工務店におけるロングテールSEOとは?
ロングテールSEOとは
「メインのビッグキーワードに関連するキーワードを3つ以上組み合わせることで、サイトの上位表示を狙いアクセス数を増やすSEO手法」のことです。
例えば「リフォーム」をメインのキーワードにしているサイトであれば
「リフォーム 埼玉県 安い」
「リフォーム 山口県 相場」
「リフォーム キッチン おしゃれ」
といったように、より広くニッチなワードを組み合わせることによって検索に引っかかりやすいコンテンツを作ることがロングテールSEOの考え方です。
ロングテールSEOを実践すれば、検索表示で上位に入ることができ、CVに繋がりやすくなります。
先程の「リフォーム 埼玉県 安い」の例で考えてみましょう。
「リフォーム」のみの検索だと、リフォームの概念から大手のリフォーム会社のHP、リフォームの歴史等々、リフォームに関するあらゆる記事が表示されます。
そこで「リフォーム 埼玉県 安い」というキーワードでコンテンツを作ることにより、競合のコンテンツを減らして自分のコンテンツを上位表示させる事ができます。
また「リフォーム 埼玉県 安い」というキーワードの場合「埼玉県で安くリフォームをしたい人」が検索をかけている可能性が高まりますので、ポイント①の成約に近いキーワード選定にも繋げることができます。
ロングテールSEOはSEO対策の基本中の基本です。
キーワード選定に迷ったら、ロングテールSEOの考え方を取り入れましょう。
2.適切なキーワード出現率
キーワード出現率とは
「文章中に指定のキーワードがどれだけ出現しているかの割合」です。
例えば全体で1000単語ある文章の中に「工務店」という単語が10単語あるとしたらキーワード出現率は1%となります。
かつて、このキーワード出現率はSEO対策で重要視されてきました。
キーワード出現率は高ければ高いほど良いという考え方や、高くても低くてもダメで適切な割合があるという考え方など、Googleのアルゴリズムの進化とともにあらゆる説が浮上しました。
しかし2023年現在では「キーワード出現率と検索順位との関係性はない」という説が通説となっています。
では、適切なキーワード出現率とはいったいどういったものなのでしょうか?
それは「ユーザーが読みやすいと感じる出現率」というのが答えになります。
冒頭に説明したようにGoogleの検索アルゴリズムはユーザー第一の観点でランク付けを行っています。なので、ユーザーのことを考えてキーワードが多すぎず少なすぎない、読みやすいコンテンツ作りが必要となります。
3.インデックス数(ページ数)を増やす
インデックス数とは
「Googleの検索エンジンにクローリングされてインデックス登録をされたページの総数」のことです。
このインデックス数は検索順位に影響します。
端的に言えば、質の高いコンテンツが多ければ多いほど順位は高くなり、質の低い記事を量産していると順位は下がっていきます。
質の高いコンテンツの多いサイトだとユーザーの信頼度も高まる上に、検索で引っかかるキーワードが多いのでサイト流入が増加することは容易に想像できるかと思います。
逆に質の低い記事を量産していると、Googleのアルゴリズムにより記事だけでなくサイト全体に低評価をつけられてしまい、検索表示順位は低下します。
現段階より順位を上げたいリフォーム会社・工務店の方は、ユーザー第一の目線を忘れることなく、質の高い記事を作り続けることを意識しましょう。
インデックス数の調べ方は主に2つあります。
・[site:(ドメイン名)]で検索をする
・Googleサーチコンソールで調べる
どちらも簡単に調べられるので、自分の運営サイトのインデックス数が分からない方は今すぐ調べてみましょう。
工務店・リフォーム会社のホームページに掲載NGなコンテンツがあります
以前は集客に効いたけど今は逆効果になっているコンテンツについて解説しました!こちらも参考にしてみてください。
4.サイトの表示速度の改善
Googleは2012年に、サイトの表示速度がSEOに影響することに公式に言及しました。
皆さんも実際にお目当てのサイトを訪れた時に、サイトが表示されるのが遅かったり画像が重たくて表示されなかったりするとストレスを感じてしまいますよね。
表示速度が遅いとGoogleから低評価をくらってしまう上に、せっかくサイトに訪れてくれたユーザーがCV(契約・顧客獲得)に至る前にサイトから離れてしまいます。
Googleはユーザーファーストを重視しますから、サイト表示速度がかなり重要になります。
表示速度を改善するために具体的には
・画像の容量を圧縮する
・動画の容量を圧縮する
・サーバーの応答時間を改善する
・JavaScriptなどを最適化する
・AMPを利用する
などあらゆる方法があります。
PageSpeed Insightsなどを活用すれば、現在のサイトの表示速度が計測できるので、この機会に調べてみましょう。
5.サイトのモバイルフレンドリー化
かつてWEB検索はパソコンが主流でしたが、今現在はスマートフォンやタブレット端末を使って検索をかけることが多いのではないでしょうか。
そういった中でモバイルフレンドリー化が進んでいるサイトをGoogleが評価する動きがあります。
モバイルフレンドリーとは「スマホやタブレットなどでサイトを閲覧した際にも快適に利用できる状態」のことです。
モバイルフレンドリー化が進んでいないサイトはユーザーが離れてしまうだけでなく、欲求の高まっているユーザーのCV獲得チャンスも逃してしまいます。
サイトがモバイルフレンドリーになっているかどうかは、以下のURLからチェックできます。
PCだけでなく、モバイルにも対応したサイトを作るようにしましょう。
6.EATの強化
EATとは専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字をとった言葉で、Googleがサイトを評価する際に基準としています。
かつては形骸化されたSEOテクニックによって、ユーザーにとって有益でないサイトもGoogleのシステムを騙す形で上位表示をされる時代がありました。
そこでGoogleはこのEATを評価の基準に据えて、そういったサイトを一掃し、EATが強化されているサイトが上位表示されるようになりました。
現代のSEO対策においては、このEATは最も重要と言える基準なので意識して強化していきましょう。
では、E.A.Tのそれぞれの内容とそれを強化する具体的な方法も解説していきましょう。
専門性(Expertise)
専門性(Expertise)とは、そのサイトのコンテンツがある分野の内容に特化しているかどうかという観点です。
例えば同じサイト内に「リフォーム」と「外壁塗装」と「不動産経営」のコンテンツがあるサイトだと、ユーザーは混乱してしまいますよね。
浅く広くコンテンツを作るのではなく、1つの分野に特化したサイトの方がユーザーも見やすく、Googleも専門性が高いという評価をします。
テーマを絞って、その知識の量と質を高めていきましょう。
また、その分野の専門家の取材やインタビューを掲載したり、監修に入ってもらったりすることでも専門性を強化することができます。
ユーザーは最短距離で最大効率の情報が得られるサイトを好みます。
「リフォームといえばこのサイト」「工務店のことならばこのページ」とユーザーに思ってもらえるような専門性の高いコンテンツを作りましょう。
権威性(Authoritativeness)
権威性(Authoritativeness)とは、コンテンツの内容ではなく、このコンテンツが誰によって書かれているものなのかを重要視する観点です。
例えば、医療に関するコンテンツであれば医者が、保育に関するコンテンツであれば保育士が書いている方が権威性は高いと言えますね。
リフォーム・工務店に関しても、スペシャリストである皆さんが書いていることをアピールすれば権威性を高めることができます。また、発信者を明確にすることだけでなく、サイトのユーザーレビューや被リンク数も権威性を高める要素とされています。
自分のサイトがユーザーから支持を得ている、また、同ジャンルの専門性の高いサイトにリンクされている、という状況を増やすことができればGoogleも評価を高めます。
権威性を高めることは一朝一夕ではできません。コツコツとコンテンツを作り、発信者を明確にし、ユーザーや同業者から評価をされるようになって初めて権威性を獲得することができます。
信頼性(Trustworthiness)
信頼性(Trustworthiness)とは、コンテンツの内容やその作成者、サイトの運営者などが信頼できるものであるのかどうかという観点です。
訪れたサイトが嘘の情報、曖昧な情報ばかりだと困ってしまいますよね。ユーザーの信頼を得るために、確かな情報と強い根拠が必要なのです。
信頼性を高める方法としては、伝聞や一般論ではなく、レビューなどのように経験に基づいた内容だと良いでしょう。
また、科学的根拠や数値による解説、公的機関からの引用などを挿入することは信頼性の向上に繋がりますし、古い情報を放置したりせずにリライトしてアップデートしていくことも大切です。
信頼性を高めるためには、先に挙げた専門性、権威性も疎かにしてはなりません。
EATの強化はどれか1つではなく、E,A,T全てがバランス良く高い状態が好ましいです。
EATを強化すればユーザーに喜んでもらえるサイトになり、Googleからも評価され、検索表示の上位にランクインしていくことでしょう。
口コミでウェブ集客をしたい工務店・リフォーム会社の方へ
Googleビジネスプロフィールを使って口コミ集客する方法について動画で解説しています!ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
以上が リフォーム会社・工務店がSEO対策で検索表示順位を上げる具体的な方法でした。
ご覧頂いた通り、検索順位を上げるためには裏技的なものはなく、コツコツとコンテンツを積み上げていき、ユーザーの信頼を得るしかありません。
上記のようなことに気をつけつつ良質なコンテンツを作り続けましょう。
また、絶対に疎かにしてはいけないのが「ユーザーファースト」の視点です。
自分の利益や損得だけにフォーカスするのではなく、ユーザーにとって有益なサイト・コンテンツ作りが大切です。そこを忘れなければきっとユーザーから評価され、Googleからも良い評価をもらえることでしょう。
また、今回紹介したSEOテクニックは奥深いSEOの世界の中のほんの一部です。
次回の記事では、今回紹介しきれなかったテクニックや検索上位表示のための手引きをお伝え致しますので是非ともチェックしてみて下さい。
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