工務店のホームページ集客|成功のポイントとかけるべき費用
目次
こんにちは。
わたサポ株式会社の渡辺です。
「ホームページを作っても集客がなかなかうまくいかない…」といった声をたくさんいただきます。
なぜうまくいかないのか?
ホームページを作り変えるとき、どういったところに気をつければ良いのか?
今回の記事ではこの点をお伝えしていきます。
また、弊社でもホームページ制作のサービスを提供しています。
そこでホームページを作っている側の本音についても公開していきますので、ぜひ参考にしてください!
正直、あまり言い過ぎると同業者からのお叱りの声を受けるかもしれないような内容です。
ですが弊社の理念として、質が高い企業に自然とお客様が集まる世界を作るということがあります。
そのためなら、僕らにすれば不利になるような情報も発信していきたいと考えているんですね。
ですので、楽しみながら読んでいただければと思います。
動画のほうが見やすいという方は、こちらからご覧ください。
この記事の解説者は…
わたサポ株式会社 代表取締役
渡辺寛士
「より質の高い会社にお客様が自然に集まる世界をつくる」をミッションに掲げ、工務店やリフォーム会社に様々な経営支援や集客のサポートを行っている。2023年から岡山県にて総合リフォーム会社「わたさぽホーム」も運営。
この記事の解説者は…
わたサポ株式会社 代表取締役
渡辺寛士
「より質の高い会社にお客様が自然に集まる世界をつくる」をミッションに掲げ、工務店やリフォーム会社に様々な経営支援や集客のサポートを行っている。2023年から岡山県にて総合リフォーム会社「わたさぽホーム」も運営。
工務店がホームページに投資して集客に失敗した事例
ホームページに投資をして失敗してしまう工務店は多くあります。
もしかするとあなたもそのうちのひとりかもしれません。
その場合の解決策をお伝えしますので、以下の内容を確認してみてくださいね。
ホームページに200万円かけたのに…
「ホームページを200万円かけて作りました!」というお話を聞きます。
支払い方法としては、1括で200万円。あるいは、月々3万円を5年の分割払いになるでしょうか。
ホームページ制作に180万円かけた方から伺ったのは、ホームページを完成させたのに「全く問い合わせが増えません…」と言ったご相談です。
このような悩みは、毎月数件いただきます。
ほとんどの方が該当しているのではないかと感じるくらい非常に多い話です。
実際に弊社と同業で、工務店向けにホームページを提供している会社の制作単価はおよそ150万から250万円くらいですね。支払い方法は1番高い単価で分割。トータルの支払い金額が400万を超えるようなところもあります。
100万円を切るようなホームページ制作業者は、工務店を専門に行っている会社だと少ない印象ですね。
工務店はホームページにいくら投資するべきか
では実際には、ホームページ制作にはいくら投資をすれば良いのか?
この数字を知りたい方も多いと思うので、公表します。
業者選びの基準では、制作業者に150万円以上お金を払えばどこに頼んでもしっかりとしたものが出来上がります。
これは「物として」しっかりしている、という意味です。
これはリフォーム工事に置き換えるとわかりやすいかもしれません。
例えば相場150万円の工事があったとして、その工事に対してお客様が300万円を払ったからといって、クオリティが劇的に上がるのかと言われたらそうはならないですよね。
150万円で良い工事ができるのであれば、それ以上はもう業者のさじ加減ということになります。
それとと同じで、ホームページに関してもおよそ150万〜200万円くらいの間で「物として」は充分に良いものが出来上がるでしょう。
僕たちホームページ制作業者の本音
正直なことを言いますと、僕たちは「物として」良いホームページを作って納品したからと言って、ご依頼者の工務店がホームページ集客に成功するとは思ってはいません。
僕も同業者がどのような営業をしているのか情報を集めています。
その中で、どの企業でも100%必ず言うことは「その後に使う販促費による」という内容です。
ご依頼者から「ぶっちゃけ、ホームページ作った後に集客はどれくらい増えるんですか?」という質問を受けたら、そう答えざるを得ない…というのが本音なのですね。
制作業者が、ホームページだけでは集客ができないと諦めているわけではありません。
これが現実なんです。
工務店がWEB集客で失敗する8つの理由とは?
工務店のWEB集客でよくある8つの失敗について解説しました!ぜひ参考にしてみてください。
工務店のホームページ集客における公式
アクセス数×ホームページの質=問い合わせ数
これは僕が「Web集客の公式」と勝手に呼んでいるものです。
なぜかと言うと、問い合わせとはこの掛け算方式で成り立っているからです。
ホームページに対してアクセス数はどれぐらいあるのか。
そしてホームページの質。この掛け算で問い合わせが決まると断言できます。
ホームページ制作業者が「集客に販促費を使え」と言う理由
200万円かけて良質なホームページを作ったところで、広告費に1円も使っていないのなら問い合わせは発生しないのです。アクセス数もさほど増えてはいないのではないでしょうか。
つまり、アクセス数がなければ集客できない
アクセス数がなければ、僕たちが良いホームページを作っても、問い合わせは発生しないのです。
僕たちからすれば、ホームページ制作して「問い合わせが何件発生するんですか?」と聞かれても「広告費をどれだけ使うのかによります」としか言えません。
工務店のホームページの質とは?
とは言っても、問い合わせが発生しないからといって制作業者を責めるのはお門違いです。
まず、そのホームページにアクセスが集まって来ているのか?ということを確認する必要があります。
アクセスが十分に集まっているのであれば、問題は「ホームページの質」です。
基本的にホームページを作り変えようとしているときには、ホームページの質を高めたいわけですよね。
であれば、そもそもホームページの質の基準を知る必要があります。
わかっていれば業者と対等に話をすることができるので、知っておいて損はありません!
工務店のホームページの質を高める3つの方法
工務店やリフォーム会社がホームページの質を高めるには、3つの内容が必要だと僕は考えています。
- 企業の中の人の魅力を伝える
- 施工事例を更新する
- ブログを更新する
特にスタッフの魅力と施工事例は多くの見込み客に需要があることが分かっています。
詳しく見ていきましょう。
1. 企業の中の人の魅力を伝える
企業の中の人とは、社長や社内で活躍するスタッフたちです。
彼らの人柄はもちろん、活動実績などの魅力をしっかりとホームページを通して伝えます。
2. 施工事例を更新する
2つ目は施工事例を更新することです。
弊社でもお客様のホームページを分析させていただいて、見込み客の方から非常に多く見られていることがわかっています。
企業のスタッフの人柄と合わせて「この人たちは、きちんと工事してくれるか?良い工事を提供してくれるのか?」というようなことをすごく気にされているのですね。
そのために「人に関すること」と「工事に関すること」それぞれを、ホームページを通して見込み客の方にアピールすることは特に重要視してもいいと僕は思っています!
3. ブログを更新する
ブログの中で見込み客が何を知りたい内容こそが「企業にいる人のこと」「工事に関すること」です。
ブログについては2023年現在時点で、定期的に更新をしている工務店のホームページは、よく閲覧されるようになりました。
ホームページのトップページ(一番最初に出てくるページ)が、一番閲覧数が多いのは当然です。
ですがブログに力を入れている企業は、トップページの次にブログが多く閲覧されているデータがあります。
それほど多く見られているということですね。
「会社の中の人は安心できる人なんだろうか」
「ちゃんとした工事をしてくれるんだろうか」
見込み客のほとんどはこの2点を気にしてブログ記事を閲覧します。
なので、ブログを使ってこの2点をアピールしていけば、ホームページの質が高くなるのです。
ブログに何を書くべきかお悩みの工務店の方へ
工務店がブログに書くと効果的な内容や失敗例についても解説しています!こちらも参考にしてみてください。
【超重要】ホームページ集客は作った後が大事!
ホームページを作れば集客数が勝手に伸びると考えているお客様はすごく多くいらっしゃいますが、そうではありません!
制作業者は「ホームページを作れば集客が伸びますよ」と言います。自分の企業にとっては都合が良いですからね。
お客様からしても、任せられるので心的・実質的負担も軽くなります。
実際、工務店ではホームページを作るだけで売り上げが伸びると考えれば楽になれるのではないでしょうか。
ホームページ制作費を払えば終わり。
それですべて解決するという感覚があるのかもしれませんが、ホームページを作ったあとが重要なのです。
作って終わりではない
僕は自分でリフォーム会社も運営しています。
だからこそ正直なことをお伝えすると、ホームページは作ったあと何をするかが重要です。
「せっかく200万円もお金を払って、ホームページを作ったのに売り上げが伸びない…」
このように言う企業は、作ったあとに工夫がないことが大半です。
ブログ更新頻度が少ないと見込み客は心配になる
ホームページがあっても、ブログの更新頻度がまったくない企業があるとしましょう。
現在2023年の3月です。
弊社のホームページのブログ最終更新日が2022年の5月とかで止まっていたとしたら、どう感じるでしょうか。
「もうこのわたサポって会社はやってないのかな?」「リフォームの工事をしてないのかな?」
お客様からすれば不安になりますよね。
ただ更新すればいいわけじゃない
「今日ラーメン食べに行きました」というような更新内容だと意味がありません。
企業の特色や施工事例が気になって閲覧しているお客様からしたら、まったく魅力を感じられませんよね。
だからこそ「人に関する」「工事に関する」ことを、ブログを通してしっかりと更新してアピールしていく。
この点に考慮しないと、ホームページ集客はうまくいかないという現実があります。
見込み客が工務店に求める要素を入れよう
見込み客の方にとって、魅力的な企業だと感じてもらえる要素がないと集客には繋がりません。
ホームページが完成した瞬間には、ブログなどの記事がひとつもない状態だと思います。
そこがスタートです!
作ったあとはしっかりと更新をする。ホームページ集客には継続が大切なんですね。
工務店のホームページ制作時に必要な内容は…
工務店のホームページをより魅力的なものにするにはどんなコンテンツを入れればいいか。
ここでは3つに厳選しました。
- 自己紹介
- 他社との違い
- 会社概要など必要情報
以下で詳しく解説していきますね。
①自己紹介
まずは自己紹介ですね。
基本的には、社長の自己紹介になると思います。
そのほかにも、企業に所属するスタッフの紹介を入れると、スタッフ個別にファンがつくこともありますよ。
②他社との違い
次に、他社との違いです。
インターネット上では比較される会社が増えるので、企業の独自性がないと生き残れません。
僕の場合だと岡山市全域の同業者が比較対象になります。
インターネット上では自社と他社との比較は広範囲で必ずされるのです。
チラシであれば、配布したエリアの中で他社との違いが際立っていれば、問い合わせをもらうことができます。
ですが土俵がインターネット上になると、お客様の自宅から半径車で30分くらいの範囲内で気になる企業に絞り込みます。
1番良い企業に問い合わせをしたいと考えて検索し、比較するわけです。
だからこそ、ホームページでは「他社との違い」を明確に打ち出しておく必要があります。
お客様にふるいにかけられる際、落とされてしまうからですね。
③会社概要など必要情報
必須情報である企業の所在地や概要などをホームページ制作時に入れておけば、あとは作った後の勝負です。
僕も多くの企業、特に工務店やリフォーム会社のホームページを分析すると、多く閲覧されているコンテンツはどこの企業でも一緒です。
- 自己紹介はきちんと入れる
- スタッフや職場の雰囲気を入れる
- 他社との違いをしっかりと反映する
それがこの3つになります。
工務店のホームページ集客で大事なこと
繰り返しになりますが、ホームページ集客をするにはお客様の欲しい情報がホームページにある状態にしないといけません。
中でも、成功事例とブログはほぼ閲覧されているデータがあります。
施工事例とブログはめちゃくちゃ閲覧される
見込み客の方は、ホームページの中でも特に多く施工事例とブログを閲覧されています。
ホームページが完成した段階では、企業スタッフの自己紹介や他社との違いはもちろん、何も情報がないはずですよね。
ホームページの完成段階で空欄になっている箇所こそが、お客様が見たがっているページなのです。
企業スタッフの自己紹介や他社との違いを盛り込んだブログ記事があってこそ、問い合わせから集客につなげられます。
ホームページを作ったあと「自己紹介」「他社との違い」の2つをまず盛り込みましょう!
ここに力を注げなければ、そもそもホームページ集客はできないのです。
集客に直結する要素は後付できる
ホームページ集客で必要になる要素。これは後付け段階で入れます。
ホームページが完成しているならば、そこからこつこつとホームページ集客ができる状態に育てることができるのです!
集客に直結する部分は作った後に入る
150万や200万とホームページ制作費をかけて良いものを作ったら、あとはコツコツと更新をしましょう。
結果、デザイン性と機能性の良いホームページがさらに内容の質が高いホームページになります。
ホームページ完成後の作業を継続して行う。
この発想が、ホームページ集客では非常に大切になります。
最初に投資しすぎなくてもOK
ホームページ制作を行っている僕からすると、同業者からは怒られそうですが…
ホームページを作るときに、多額の費用をかけても意味がありません。
弊社の話ですが、今ちょうどリフォーム事業のホームページを制作しているところです。
ですが正直にお伝えしますと、中身がスカスカ!シンプルなものになります。
これまで話した自己紹介や他社との違いなど、必要なところだけをしっかりと作りこみ、成功事例は「Coming Soon」。
「もうすぐ更新します」と対応しているだけです。
ですので、レベルとしては先ほどの金額の一番下の150万円ほどのクオリティで作っています。
「作った後」の集客はこの2つに力を入れよう
ホームページ集客をするならば、制作後はしっかりと現場の情報を施工事例としてブログで更新していくことをおすすめします。
見込み客の方が見たい情報を更新していくということですね。
こうしてホームページからの問い合わせを増やしていくという、僕の考えになります。
このブログを読んでくださっているあなたも、将来ホームページを作り変える予定があるならば、無駄に費用をだせばいいというわけではないことを知っておいてほしいです。
150万円が安いと言うつもりではありません。
工務店のホームページ制作の相場が150万からという現実はあります。
この辺りをひとつの基準にしていただきたいのです。
ホームページ制作を行っている僕が断言できるのは、制作費に300万円は高すぎます。
工務店のホームページ集客まとめ
工務店のホームページ制作で大切なことは作って終わりではないというのが大前提です。
むしろ作ってからが始まりになります!
ホームページ集客を充実させるコンテンツとして必須なものはこちらです。
- 企業の紹介や社長、スタッフの紹介
- 企業の独自性(スタッフの雰囲気や他社との取り組みの違いなど)
上記2点を意識してホームページ集客に取り組んでいただければ、まず失敗はしないと考えています。
施工事例や企業の雰囲気などを感じられるブログの更新だけでなく、工務店であれば新築の見学会なども開催されると思います。
見学会のチラシを新聞折込などで配布したのなら、お客様は見学会のチラシからホームページを見に来てくれます。
このとき、ホームページ上に該当する見学会の情報がなかったとしたら、あなたならどうでしょうか?
ちょっと不安になりますよね。
工務店の場合、配布したチラシ内容と連動した内容がホームページにあると集客力に直結します。
このように、日々変化する活動に合わせてホームページをカスタマイズができること。
この点がホームページ集客にとって要になってくるのです。
僕も変化の激しい世界で生きています。
ですから最初から大きな投資をするのではなく、変化に合わせてホームページをカスタマイズできる会社を目指すことが良いかと思います。
同じように考えてくれる業者の方を仲間につけることも大切なことです。
このように企業内で流れを作ることで、ホームページ集客は成功すると僕は考えています!
ぜひ参考にしていただければと思います。
さらに情報を掘り下げた内容に興味がある方は、僕が講師を務めるセミナーを開催しています。
良かったら参加してみてください。
先述でもお伝えしたように、僕が社長を務めるわたサポ株式会社でもホームページ制作を行っています。
正直な話、ホームページを作り変える必要のある会社というのはあまりない印象です。
その場合は正直に「これは作り変えなくてもいいですよ」とお伝えし、改善点や修正点を提案させていただいております。
ですので、ご要望がありましたらまずはお問い合わせをいただけますと、お力になれると思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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