業界のスーパースターの現実
ひろゆきって本物なの?
この間、東京で塗装会社の2人の社長と飲んでいた時に
「ひろゆきって本物なんですか?」
と質問を受けました。2ちゃんねる創業者のひろゆきです。
彼を詳しく調べてはないですが、ビジネスとして成功したという意味では本物でしょう。発言を聞いても、成功者に多い、経営者向きな思考をする方だと感じます。
ただ、このときの質問の意図は「情報発信者として本物なのか」というニュアンスでした。
僕の答えは「工務店やリフォーム会社の社長にとっては、本物じゃない」。その理由は、僕も含めて、情報発信者はこんなターゲットを想定しているからです。
言い方は悪いですが、世の中は情報弱者の方が多いです。最近になって雨後のタケノコのように出てきたコンサルたちも、彼らをターゲットにすることで利益を確保しています。
彼らが提供するのは、知識。Googleの劣化版のような人も多いですが、調べるのが面倒な社長にとってはそれも価値です。
ターゲットが多ければ、低単価でもなんとかやっていけます。ぶっちゃけ、僕もWEB技能社より前の副業でやっていた頃は、この層の方をターゲットにしていました。
というか、情報強者の方には見向きもされませんでしたね(笑)。
レベルの高い社長は「洞察」を求める
一方で、情報強者の方はたくさんの知識をもっています。となると、必ずしも相手が自分より詳しい必要はない。
じゃあコンサルに何を求めるかというと、一言でいえば「洞察」です。
深く話を聞き、次から次へとでてくる問題点や要望を整理しながら、質問によって新たな洞察を与えてくれる。
ときには、自分では気づけない盲点にたどり着かせてくれる。
だから方向性がまとまり、スッキリと前に進むことができる。このようなサービスを彼らは求めています。
ただ、これができるコンサルは少ない。
それに、コンサル側も「思考を整理しますよ」と言ってもウケないので、おおっぴらに宣伝しない。
なので、彼らは検索しても見つかりません。だから、需要と供給の関係から「高単価×少数」になっているのが業界の現状です。
…これらを踏まえて、ひろゆきが発している情報はどうか?
まず、どう見ても洞察は提供していないので、情強は相手にしていない。
一方で、いろんな事に対する自分の考えを述べていて、それが一般人にとっては面白く、人によっては学びもある内容となっている。
つまり、情報弱者にとっては面白い。だけど、僕ら経営者が、彼の話を本気で聞くほどではない。
だから一般的にはスーパースターでも、僕らにとっては「うーん」…というのが僕の意見です。
巷で「スーパースター」と呼ばれる人は、情弱を相手にずっと同じことを言ってるからスーパースターなのが現実です。
でも、僕がお客なら、自分を情弱から情強へと引き上げてくれて、その後も役立つサービスを提供してほしい。
そう思うから、僕はYouTubeなんかで情報発信している人の大半は、バラエティ感覚で見るくらいで良いと考えています。
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