【成功率何%?】工務店やリフォーム会社のサイドビジネス
サイドビジネスは魅力的?
工務店やリフォーム会社の社長の中にも、本業以外に収益の柱がほしいという方は多いです。僕も
- 飲食店
- ジム
- 物販
- コンサルティング
など、様々な副業を行っている方にお話を聞かせてもらったことがあります。
一応お断りしておくと、たとえコンサル先であろうと、本業とかけ離れていれば社長のサイドビジネスに僕が本気で関わることはありません。
「質の高い会社を増やす」というウチのミッションとは関係ないですからね。
とは言え、彼らを見ていると「お金に余裕がないならサイドビジネスはやるべきじゃないな…」といつも感じます。
理由は、いろんな人の話を聞いて魅力的に思えたのかもしれませんが、結果だけを見れば「隣の芝生は青い」の典型だからです。
成功率は何%?
バブル期に大企業がこぞって新規事業を立ち上げ、軒並み大やけどを負ったのは有名な話です。
そのことからもサイドビジネスの成功率が低いことが分かりますが、実際に何%なのか?という数字は、下の図から予測するとわかりやすいと思います。
※画像は“Yobico”より出典
これはアンゾフの成功マトリクスと呼ばれる図で、新しいビジネス戦略を考えるときに有効なツールです。
市場と製品を軸に考えるのですが、例えば左上なら「新規にのみリフォームチラシを出しているけど、今後は既存客にも送ろう」のように考えます。市場も製品も同じなので、新規事業の中では最もローリスクなやり方です。
逆に、もっともリスクが高いのは右下の多角化。
今とは違う市場に扱ったことがない商品を売るわけですから、よほど再現性の高いマーケティングができる人でないと成功しないでしょう。
バブル期に大企業が火傷を負ったのもうなずけます。
一方で、サイドビジネスで上手くいく会社はたいてい「ずらし」を取り入れて成功しています。
つまり市場か顧客のどちらか、もしくは両方を変えることなく、少しだけずらしてビジネスを展開するわけです。
大雑把ですが、このマトリクスで1つずれるごとにサイドビジネスの成功率は半分になる。
そう考えていいと思います。つまり成功率は
- 新商品開発(同じ市場×違う製品)=50%
- 新市場開拓(違う市場×同じ製品)=50%
- 多角化(違う市場×違う製品)=25%
これが現実的な数字でしょう。
僕らの業界だと、リフォーム会社の空き家ビジネスなんかは新市場開拓にあたりますね。
なので成功率は50%。比較的上手くいく会社が多いのも納得です。
ということで、僕の結論は「お金だけが目的なら、小さな会社は本業を改善したほうが早い」。
リスクを負わなくても、やり残している部分を探したほうがよっぽど良いと思います。
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