SEO対策でリフォーム会社・工務店が問い合わせを集める方法⑥
目次
こんにちは。工務店・リフォーム会社の集客や経営支援をしているわたサポです。
今回も工務店やリフォーム会社が集客目的でSEO対策を行う方法について解説していきます。
以前の記事をまだお読みでない方はこちらからご確認ください。
■関連記事はこちらから
SEO対策でリフォーム会社・工務店が問い合わせを集める方法
SEO対策でリフォーム会社・工務店が問い合わせを集める方法②
SEO対策でリフォーム会社・工務店が問い合わせを集める方法③
SEO対策でリフォーム会社・工務店が問い合わせを集める方法④
SEO対策でリフォーム会社・工務店が問い合わせを集める方法⑤
この記事の監修者は…
わたサポ株式会社 代表取締役
渡辺寛士
「より質の高い会社にお客様が自然に集まる世界をつくる」をミッションに掲げ、工務店やリフォーム会社に様々な経営支援や集客のサポートを行っている。2023年から岡山県にて総合リフォーム会社「わたさぽホーム」も運営。
この記事の監修者は…
わたサポ株式会社 代表取締役
渡辺寛士
「より質の高い会社にお客様が自然に集まる世界をつくる」をミッションに掲げ、工務店やリフォーム会社に様々な経営支援や集客のサポートを行っている。2023年から岡山県にて総合リフォーム会社「わたさぽホーム」も運営。
これまで5回にわたって基礎的なSEO対策について解説してきました。
検索順位の決まり方から、順位を上げる方法、そして順位のチェック方法など,
SEO対策をするうえでの基礎的な技術と知識は得られたかと思います。
しかし
「やっぱり難しくてよく分からない!」
「理解はできたけど時間がない…」
中にはそのような方もいることでしょう。
そんな場合には「SEO対策の外注」をおすすめします。
ですが、いざ外注を考えても
何にどのくらいの費用がかかるのか?
何を基準に外注会社を選べばいいのか?
これらが分からないと外注しづらいですよね。
ですので、今回はSEO対策の外注に関する基礎知識、相場や外注の種類、外注する際の注意点などについて解説したいと思います。
この記事を読んで頂くことで、SEO対策の外注に関する基礎を理解でき、失敗することのない企業選びができることでしょう。
SEO対策の外注の種類と相場
ひとえにSEO対策の外注と言っても、会社によって提供範囲や内容は様々です。
相場や支払い方法なども異なります。
以下に一般的な外注会社の業務内容とその相場をまとめましたので、1つずつチェックしてみましょう。
総合コンサルティング 【相場】10〜50万(月額)
SEOに関わるあらゆることを総合的に改善してくれるコンサルティング会社です。
具体的には
・自社や競合他社の現状調査
・課題の提案
・サイト分析
・サイト設計
・ホームページの構成提案
・コンテンツのキーワード選定
・ライティング指導
・内部SEO対策
など、調査や分析、企画から実行に至るまで広い範囲でサポートしてくれます。
料金は基本的に月額制で、それなりにコストもかかります。
注意点はサービスの守備範囲が広い分、外注先の作業対象が曖昧になってしまう恐れがあります。そのため綿密な打ち合わせが必要です。
サイトSEOコンサル 【相場】10〜100万円 (一括払い)
こちらは、新しくホームページを制作する際にSEOを意識したサイト設計のお手伝いをしてくれるコンサルティングです。
具体的には
・キーワード調査
・該当業種・競合他社のSEO分析
・コンテンツの企画・提案
・ホームページの内部SEO対策
などです。
SEOコンサルティング会社だけでなく、ホームページの制作会社が対応することもあります。
基本的に支払い方は一括払いが多く、作業範囲も明確なことがほとんどです。ただ規模の大きいサイトとなると100万円近い金額になってしまう点は注意しないといけません。
コンテンツSEO 【相場】 数千円〜20万円 記事毎
サイト内の記事作成を外注するタイプがコンテンツSEOになります。
競合他社と差をつけるための良質なコンテンツづくりを、専門家に制作してもらうためにお金を払うイメージです。このタイプでは
・キーワード調査・選定
・記事の作成
・SEOライティンングの情報共有
・画像の添付
・入稿
など、コンテンツ制作に関わるあらゆる業務を外注できます。
基本的には1記事毎の文字数に応じた金額を支払うことになりますが、良質な記事を書いてくれるライターには数万円の報酬を払う場合もあります。
内部SEO対策 【相場】5〜20万 円一括払い
内部SEO対策に特化したコンサルティング会社もあります。
内部SEO対策とはホームページ内の構造やタグなどの見直しをして、よりアクセス数を伸ばせるように工夫をすることであり、具体的には
・HTMLタグの最適化
・サイト速度の改善
・サイトマップの構成
・パンくずリストの設置
・内部リンクの設置
などが該当します。
社内で調査や分析、コンテンツの制作はしているもののアクセス数が伸びない場合などに、内部SEO対策のみを外注するパターンが多いです。
基本的には一括払いが多く、業務内容もはっきりとしていることがほとんどです。
外部SEO対策 【相場】 1〜15万円 成功報酬or月額
外部SEO対策は被リンクの獲得を目的にしたSEO対策で、外部サイトにリンクが貼られやすいようなコンテンツの制作をしたり、既存のコンテンツをリライトしたりします。
外部サイトへの被リンクはGoogleがサイトを高く評価する基準となっています。
しかし、意図的に被リンクを作ったり購入したりすることは逆にGoogleの評価を下げてしまうので絶対におすすめできません。基本的には内部SEO対策やコンテンツSEOを強化することで被リンクを狙う形になります。
報酬は成功報酬が一般的で「検索順位が◯位以内に入ると◯万円」という形が多いのですが、工務店やリフォーム会社の方の場合、ここまでする必要があることは稀です。
ほとんどの会社において真面目にブログや施工事例を更新していれば上位表示できるため、この外部SEO対策をわたサポがオススメすることはありません。
工務店やリフォーム会社がSEO対策を外注するメリット
SEO対策の外注は業務の範囲などによって相場が変わってきます。
そもそも「自社内の努力で解決できるものじゃないの?」という疑問を持っている方もいることでしょう。
そこで次は、SEO対策を外注することによるメリットを紹介していきます。
メリットを理解して、自社でも必要だと思えば外注を依頼してみると良いでしょう。
メリット①:専門的で質の高い施策ができる
SEOのコンサル会社は当然のことながら、SEOに関する専門的な知識や技術を持っています。
ネットや書籍の聞きかじりではなく、現場での知識や多くの経験が社内に蓄積されています。そのようなコンサル会社に外注を依頼することで、高度で質の高いSEO対策ができることでしょう。
また、Googleをはじめとした検索エンジンは常にアップデートを繰り返しています。
数年前まで一般的だった対策が今は全く効果が無くなってしまった、という話を聞くことも珍しくありません。
そういった中で最新の情報に常に気を配り、対応策を考え続けているSEOコンサル会社は上位表示を実現してくれる可能性が高いと思います。
メリット②:社内で人材を確保する必要がない
SEO対策を外注せずに社内で完結させるとなると、高い専門性や知識を持った人材が絶対に必要です。
競合他社はコンサル会社に外注している可能性が高く、そこと争って成果を上げるためにはコンサル会社以上の専門性や知識が必要となります。
かと言って、SEO対策に特化した社員を雇ったり、人材を育成したりする時間やお金がある会社はほとんどないはずです。そこで活躍するのが外注会社になります。
彼らに依頼することで人材確保にかかるコストを抑えてくれ、かつ的確な施策を行ってくれます。
また、以下のメリット③にも繋がるので、まだSEOに詳しい社員がいない企業にとって外注は大きな利点となることでしょう。
メリット③:SEO対策の知識がつく
SEO対策を外注することで専門家から専門的な知識を得ることができます。
完全に丸投げで任せっきりにしてしまうと、外注会社の中だけで仕事が完結してしまいます。しかし、SEO対策の外注は基本的には相互にコミュニケーションを取りながら進めていくものです。
コンサルタントとの打ち合わせや説明などを聞くことで、社員にも自然とSEO対策の知識が蓄積され、SEOに詳しい社員を育成することができます。
ある程度の知識がついて自立できるようになると、社内だけでSEO対策を完結できるようになるでしょう。
人材育成のコストを省きながら、専門性の高い最新の知識や技術を社内に蓄積する。
そういった狙いでSEO対策を外注している工務店やリフォーム会社も存在します。
工務店やリフォームがSEO対策を外注するデメリット
工務店やリフォーム会社がSEO対策を外注することにはデメリットもあります。
そちらもきちんと理解した上で、依頼するかどうかを慎重に判断をしましょう。
デメリット①:効果を発揮するまで時間とお金がかかる
SEO対策の効果は一朝一夕で出るものではありません。
具体的で効果的な施策を講じてから、早くて半年、一般的には約一年で効果が実感できるようになります。また、優秀なホームページでもアクセス100件に対して問い合わせ1件あるかどうかが目安です。
上位表示までに時間がかかってしまうということは、それなりの金銭的コストも発生してしまいます。
ですから外注を依頼した初期段階では、費用がかかっているのに効果が実感できないためにもどかしい思いをしてしまうかもしれません。そういった意味では、長期的に外注化できるほどの時間的・金銭的余裕が必要と言えるでしょう。
すぐに効果を出したい、なるべくコストをかけたくないという企業にはSEOの外注は向いていないかもしれません。
デメリット②:ノウハウが蓄積されない
メリット③で知識がつくと説明しましたが、これは「積極的に関わっていれば」の話です。
外注先とロクにコミュニケーションも取らずに、業務を任せっきりにしてしまうと当然知識も溜まっていきません。
外注することにより、社員が本来の業務に集中できるという利点もあるのですが、ずっとそのスタンスのままだといつまでたっても外注をし続けなければなりません。
社内でもSEOに詳しい人材を育てたい、外注にかかるコストを減らしたい、と考えているのであれば、意識的にコンサルタントと関わっていって積極的にノウハウを蓄積していく姿勢が大切になります。
デメリット③:新築やリフォーム現場のことを知らない
SEO対策を行う会社は、工務店やリフォーム会社の現場を知らないケースが大半です。これは最大の問題点と言えます。
そのためせっかく上位表示できたのに、新築やリフォームを考えている見込み客からすると「なんとなく思っていた内容とは違う」と感じてしまうケースがよくあります。
SEO対策を行うことでサイトにアクセスを集めることはできますが、問い合わせを増やせるかどうかはサイトの質次第です。
ここは気づいていない人が多いので注意が必要になります。
SEO対策の外注会社を選ぶポイント・注意点
ここまで工務店やリフォーム会社がSEO対策を外注する際のメリット・デメリット、相場感について説明してきました。
最後に外注会社を選ぶ際のポイントや注意点などを解説します。外注会社もしっかり結果を出してくれる質の高い企業から、あまり成果を期待できない企業まで様々な企業があります。
そのため以下の点に注意して外注会社を選ぶようにしてください。
ポイント①:ともにサービスを成長させてくれる会社
外注先を選ぶ際には、お互いにコミュニケーションを取り合える会社を選ぶようにしましょう。
外注といえど、業務を丸投げしてお互いに関わり合うことがなければ、いくら記事を書いてもらったところで期待したほどの結果は出ません。
外注会社側からもサービス向上のための提案をしてくれたり、こちら側からも積極的に質問をしたりするなどともに1つのサービス・サイトを成長させていく意識が必要です。
そうすることで社内にも知識が蓄えられますし、コンサルタントと同じベクトルを向くことができるので良いことずくめとなります。
外注先・コンサルタントはパートナーであるという認識で関わると良いでしょう。
ポイント②:契約内容や作業範囲を具体的にしてくれる会社
SEO対策は範囲が膨大かつ、成果が出るのに時間がかかります。
したがって作業範囲が曖昧になりがちです。
必ず、契約の際に具体的な問い合わせ数の数値目標や作業範囲を示してくれる会社を選びましょう。
本当によく見るのですが、アクセス数が少ないキーワードにお金をかけていたり、コンテンツは充実させているが内部SEO対策をしていない会社などが多すぎます。絶対に選んではいけません。
またこちら側としても「とにかくアクセスを増やしたい」「売上を伸ばしたい」ではなく「狙いたいキーワードの月間検索数はいくつあるのか?」など、具体的な数値の確認と設定が必要です。
問い合わせ数を成果報酬型で増やしてくれるコンサルであれば問題ないと思いますが、月額制で長期間にわたって依頼をしている場合は、最低でも月に1回はミーティングを開いて現状と目標のシェアが必須となるでしょう。
ポイント③:「すぐ上がる」「必ず上がる」はNG
このような甘い言葉を使って宣伝をしている会社は怪しいと思って良いでしょう。
SEO対策は奥が深いです。
あらゆる専門家が分析して対策を練っていますが、誰もが成功する絶対的な正解があるわけではありません。
検索順位はすぐには上がりません。
SEO対策をしたからと言って必ず上がるわけではありません。
すぐに上がるとすれば、それはアクセス数が少なく問い合わせが見込めないキーワードです。
顧客を騙そうとせず、現実的な判断をしてくれる外注会社を選びましょう。
ポイント④:実績のある会社を選ぶ
どの外注会社、どのコンサルティング会社にSEO対策を依頼したら良いのか分からない!
となってしまったら、過去に実績のある会社を選ぶようにしましょう。
実績のある会社はSEO対策に関するあらゆるノウハウが備わっており、ある程度は安定した成果を出してくれることでしょう。そういった実績は基本的に会社のホームページに掲載されているのでチェックしてみて下さい。
また、実績がある会社の中でも、工務店・リフォーム業界で実績を残している会社のほうが良いです。
SEO対策は業種や業界によって、狙いたいキーワードや顧客、競合の分析など細かいところに違いがあります。そのため自社と同じ業種での実績がある会社だと、その業種の専門知識も蓄積されているので安心して任せることができます。
工務店やリフォーム業界での実績もホームページなどでチェックをしてみると良いでしょう。
リフォーム会社・工務店が選ぶべき外注会社とは?
では最後に、リフォーム会社・工務店が選ぶべき外注会社の条件を紹介しましょう。
先程説明したポイントと合わせて考えると
・同業種での実績がある会社
・新築・リフォームの現場にくわしい会社
・親身になって説明をしてくれる会社
を選ぶと良いでしょう。
同業種で実績があるのは言わずもがなですが、新築やリフォームの現場に詳しいかどうかも押さえておきたいポイントです。
リフォーム会社や工務店が狙いたい顧客は基本的に近隣の地元の方達です。
またSEO外注会社が地元の会社だと魅力的です。土地柄や人柄を肌身で感じている会社の方が見込み客にとって良いコンテンツを書いてくれると思います。
物理的距離が近いことで対面のミーティングができることも魅力の1つと言えますね。相手の人柄も分かりますし、業務内容の誤解も生じにくいので最適化された業務をすることができます。
そして何より、親身になってくれることが大切です。
リフォーム会社・工務店の皆さんは比較的SEOの知識に明るくないと思います。そういった方にも丁寧に誠実に説明してくれる外注会社を選ぶと良いでしょう。
工務店やリフォーム会社がSEO対策で失敗しない魔法の質問
工務店やリフォーム会社がSEO対策を行う目的はホームページへのアクセス数を増やすことではなく、問い合わせを増やすことです。
そのためSEO対策業者に外注を依頼する前に、必ずこの質問を業者に投げかけてください。
「ご提案いただいたキーワードで全部1位を取ったとして、問い合わせは何件増えますか?」
この質問に対して「該当数キーワードの月間検索数を用いて説明をしない」業者に依頼することは絶対にやめましょう。
ハッキリ言ってお金と時間の無駄です。
月間検索数が少ないキーワードで1位をとるのは簡単ですから、SEO対策業者は積極的に対策するキーワードの候補として提案してきます。
しかし、そのようなキーワードで1位をとっても問い合わせの増加には繋がりません。
ですから「このキーワードは月●件検索されているので、これくらい見込めます」のような説明がない業者は候補から省いた方が賢明です。
まとめ
今回は工務店やリフォーム会社がSEO対策の外注する際の考え方について解説しました。
説明したように、業者から専門的な知識やノウハウをシェアしてもらうことで売上向上にも寄与できますし、社員の育成にも繋がります。
一方で注意点も多くありますので、まだ外注を経験されていない方は、デメリットの部分に気をつけながらこの機会に試されてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、わたサポも自社でSEO対策を行っています。ですから外注のことでもSEOの基礎的なことでも疑問や不安があればお気軽にお問い合わせ下さい。
皆様のお力になれるように誠意をもってお答えさせて頂きます。
またリフォーム会社や工務店が本当に成果をだすためのSEO対策のやり方をお伝えするセミナーも定期的に開催しています。開催日はメルマガでアナウンスしていますので、まずは下記メルマガにご登録ください↓