経営が苦しいときこそ増やすべき支出
年商が小さくても大きくても、会社には常にキャッシュの問題がついて回ります。
大きな会社だと経営が楽なイメージもありますが、支出も大きくなるので1つトラブルが起これば赤字になることもあるのが現実です。
会社の現金は、よく血液にたとえられます。
人間の体は十分な量の血液が巡っていないと命に関わるので、自ら血液を作れなければ輸血が必要です。
「輸血って有料なん?じゃあいらんわ」なんて言っていれば死が迎えにきます。
ところが、これが会社になったとたんに「広告費?そんなお金ないわ」と言う人が続出します。
現時点で会社の血液となるキャッシュを十分に生み出せていないにも関わらず、自ら輸血の手段を止めてしまう。
僕もそうでしたが、この考え方をする人がかなり多いです。
繁忙期など一時的な需要増でたまたま回復しても、閑散期になるとまた血液が足りなくなるのがお決まりのパターンという方もいます。
僕は20代前半でビジネスを初めて多額の借金を抱えたこともありますが、当時を振り返って思うのは
「経営が苦しいときこそ、歯を食いしばっても販促に時間とお金を使わないとダメ」
ということです。
広告費もそうですし、営業が得意なら飛び込みでも何でもやってとにかく血液を確保する。
そうしないと茹でガエルのように死に近づいていきます。
20代のころの僕は馬車馬のように働いていましたが、今思えば70%くらいはキャッシュを生まないタスクに力を注いでいました。
「月末までにいくら集めないと破産する」という状況のくせに、夜中まで業務の流れを簡潔にするフローづくりに力を注いでた、なんてこともありましたね(笑)。
きっと現実から逃げていたのでしょう。
こんな経験もあったので、今は「入金額の5%は必ず販促に使う」のようなルールに則って行動するようにしています。
仮に500万入金があれば、25万円は広告費や人件費など販促に関わるものに絶対に使う。
こうすれば嫌でも血液を確保するタスクが発生するので、茹でガエルにならずに済みます。
経営が苦しいときこそ、販促に関わる支出を増やす。経験上かなり大事なことだと思っています。
販促費を使ったら忙しくなる。
こういう方もいらっしゃいますが、これも1億円の壁の1つです。
忙しいのにキャッシュがないなら、会社の仕組みを変えるタイミングと言えるでしょう。
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